JASA、ロボットおよび組込みシステム向けのハードウェア抽象化レイヤーOpenEL 3.0をOMGに提案

※記載の情報はリリース発表時のものです。

報道関係各位

 

 

 

 

2017年11月13日
一般社団法人組込みシステム技術協会

 

ロボットおよび組込みシステム向けのハードウェア抽象化レイヤー
OpenEL 3.0をOMGに提案
~ロボットおよび組込みシステムを効率的に開発~

一般社団法人組込みシステム技術協会(東京都中央区日本橋大伝馬町6丁目7、会長:竹内嘉一、以下「JASA」)は、HAL4RTという規格名でロボットおよび組込みシステム向けのハードウェア抽象化レイヤーの国際標準化を進めているOMGに対し、2017年11月6日(月)、OpenEL(*1)3.0を国際規格とする提案を行いましたことを発表いたします。

現在、2014年11月にJASAから提案したバージョンが、HAL4RT 1.0 Beta(*2)としてOMGから公開(www.omg.org/spec/HAL4RT)されていますが、その後、JASA OpenEL国際標準化委員会でアーキテクチャの見直しなどを行った結果、OpenEL 3.0をHAL4RT 2.0として再度提案することとなりました。

今後、2017年12月に米国カリフォルニア州バーリンゲームで開催されるOMG主催の技術会議において提案レビューを行い、早ければ2018年6月での国際規格化を目指しています。

OpenELについて
OpenELは主にロボットや制御システムを対象とし、モーター制御やセンサー等のデバイスの入出力に特化した標準API(Application Programming Interface)仕様を定義しています。OpenELというハードウェア抽象化レイヤーを設けることによって、初心者では難しかったモーター制御が、OpenELのAPIを利用することにより誰でも簡単に出来るようになり、ソフトウェアの開発後にデバイスが変更されてもソフトウェアの変更は不要となることを実現しています。

(*1)Open Embedded Library http://www.jasa.or.jp/TOP/openel/openel/
ロボットや制御システムなどのソフトウェアの実装仕様を標準化する組込みシステム向けのオープンなプラットフォーム
(*2)OMGはJASAが提案したロボット及び組込みシステム向けのハードウェア抽象化レイヤー(HAL4RT)をOMG標準に採択しました(2016年4月11日)
http://www.jasa.or.jp/TOP/download/PRelease/PR_OpenEL_20160411.pdf


<本件の問合せ先>
一般社団法人組込みシステム技術協会
本部事務局
03-5821-7973